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理事長挨拶

 

東邦看護学会理事長 岸 恵美子(東邦大学看護学部)

理事長 岸恵美子
  このたび、福島富士子前理事長の後任として東邦看護学会の理事長に就任いたしました。前理事長が築き上げてこられました実績をさらに看護の知へと発展させることができるよう、本学会のために尽くしてまいりたいと存じます。皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
さて本学会の前身である東邦大学看護研究会は、東邦看護の連携と質の向上を目指して平成13 年12 月に発足しました。10 年目には、更なる向上を目指して、「研究会」から「学会」へと進化を遂げました。年1 回の学術集会では、特別講演、シンポジウム、研究発表などをとおして、会員の研究能力の向上や情報交換・交流の場となっております。
 
 今後、質の高い医療を実現するためには、地域内で医療が完結できるシステム「地域完結型医療」の構築が必要であり、地域の医療機関が機能分化・連携を図り、地域全体で切れ目なく必要な医療を提供する体制を整備することが重要です。個々の患者のニーズにきめ細やかに対応するためにも、保健・医療・福祉の強固な連携体制を構築し、様々な面から包括的に患者を支援することが求められています。
全国に学術団体は多数あり、看護においても同様です。それでも東邦看護学会がある意味はどこにあるのでしょうか。一つ目は、「私たちの学会」として会員の交流をはかり実践を振り返る機会とすることで、お互いに切磋琢磨してより良い看護の実践を目指すことではないかと思います。二つ目には、「東邦看護の発信の拠点」とし、個人の持っている知識や経験を個人のものにしておくだけでなく多くの人に発信し、評価を受けながら看護の向上をめざすことであると思います。東邦の看護を外へ発信することで、看護を通して対話ができ、新たな気づきにつながり、看護実践の向上につながります。私たちが看護の課題として取り組んでいることが、実は多くの看護者にも共通の課題であることがあり、そのような課題に研究として取り組み公表することで、さらなる看護の発展につながると考えています。
 
東邦看護学会の目的は、「会員相互の研鑽と交流をはかり、看護の質の向上をめざし保健・医療・福祉に貢献すること」と謳われています。研究は、日々の実践の中に潜むテーマを追求していく科学的活動です。「良き医療人」「心によりそう看護」を具現化し、研究成果や看護実践として発信していきましょう。
東邦看護学会が今以上に発展していくよう、微力ではありますが尽力してまいりたいと思います。
今後とも本学会に対する皆様方のご支援とご協力をお願い申し上げます。

 

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